WordPressサイトには速いサーバーを借りるべき、という主張とその説明です。
WordPressサイトを立ち上げる際、最初に悩むのはどのサーバーを選ぶべきかということでしょう。この記事は、Wordpressを活用しようとする初心者、個人事業者、そして中小企業の皆さんに向けたものです。
私は個人のWEB開発者として、フリーランスとして日々Wordpressプロジェクトに携わっています。数多くのレンタルサーバーのコントロールパネル設定や、Wordpressの新規構築に関与してきました。この経験から得た知見をもとに、サーバー選びのポイントについてお話しします。
サーバー選びで最も重要な要素の一つは、速度です。そして、その中でも特にサーバーの応答速度がキーとなります。
おすすめのレンタルサーバー
Xサーバー(固定費用レンタルサーバー)
- 速度が速い。
- 機能の進化と使いやすさ、低料金のトリプルスレット。
- ドメイン、簡単セットアップ、メール、FTPなど基本機能が充実しており、すぐに始められます。
- CronやSSH接続など、サイトメンテナンスもしやすい機能を備えています。
- PHPのファイルアップロードが初めから1GB設定(All-in-One WP Migrationでの復元が楽)。
- WordPress簡単インストールが可能。
ほとんどのサイトにおいて、Xサーバーは十分な速度と機能を提供します。さらに、既存のWordpressサイトを引っ越したい場合も、Xサーバーがおすすめで、多くのお客様が満足しています。
ConoHaのKUSANAGI(固定費用VPS)
- 最速。
- KUSANAGIはWordpressの速度向上に特化した実行環境で、ConoHa KUSANAGI managerを使えばセットアップも簡単。
- VPSなのでカスタマイズが可能。初心者にはやや難しいかもしれません。
Amazon Lightsail (固定費用VPS)
- 速い
- AWSのクラウドサービスに不安を感じる方に向けて、月々の利用料金が固定のプランを提供。
- VPSなのでカスタマイズが可能。初心者にはやや難しいかもしれませんが、解説ページが充実。
速度至上主義: サーバー選びがWordPressサイト成功の鍵
WordPressサイトの運営者の皆さん、おそらくこんな経験をしたことがあるでしょう。
「うちのサイトは遅い、もっと速く表示できないかな」
という疑問が頭をよぎる瞬間です。
サイトを管理する上で、魅力的なデザインや充実したコンテンツは重要です。しかし、次なるステップとして、サイトの検索順位向上に興味を持つことはごく自然なことです。そして、その検索順位向上には、サイトの表示速度が関連しているという情報が浸透しています。
「サイトの表示速度が向上すれば、検索順位も上がるのではないか?」という疑問は、多くの方にとって共通のものです。この疑念は、合理的であり、実際に正しいことがわかっています。
従って、最初から高速なサーバーを選択することは重要です。一方、遅いサーバーを選んでしまった場合、サイトが長らく遅いという不満がつきまとうことでしょう。この問題は自然消滅するものではなく、最終的にはサイトの引っ越しを検討することが一般的です。
つまり、サイトの速度向上は、オンラインプレゼンスを向上させ、検索順位を上げるために不可欠なステップの一部であり、その基盤となる高速サーバーの選択が成功の鍵と言えるでしょう。
「WordPressサイトの速度向上ガイド: 荷物軽減 vs. 速いサーバーの選択」
「WordPressサイトの表示速度を向上させる方法」について、わかりやすく説明いたします。
WordPressサイトをご利用の皆様がサイトを閲覧する際、その速さはまるで車の走りに例えることができます。
このたとえをもとに考えると、WordPressサイトのサーバーは車そのものであり、サイト上のコンテンツは車に積む荷物に相当します。そして、荷物が多ければ多いほど、車は遅くなるのは自然のことです。
一般的な「WordPressサイトの高速化方法」には、次のようなアプローチがあります。
荷物を軽くする:
コンテンツを最適化し、荷物を軽くすることが重要です。これには、画像のサイズを縮小する、キャッシュプラグインを使用する、PCとモバイルデバイスの適切なコンテンツを提供するなどが含まれます。これらの方法は非常に有効ですが、コンテンツ自体をなくすわけではありません。
しかし、コンテンツはウェブサイトの魅力であり、ある程度以上削減することは難しい場合もあります。特に、遅いサーバーを使用している場合、コンテンツを減らすことは限界があります。エンジンが軽い車に無理に荷物を積みすぎるようなものです。結局、速度を向上させるには、荷物そのものを軽くする以外の方法が必要です。
速いサーバーを使用する
速いサーバーを選択することは、WordPressサイトの表示速度を向上させるために非常に効果的です。
これは、大容量のトレーラーを使い、大きな最高速度で荷物を運ぶようなものです。速いサーバーを使用すると、コンテンツの最適化にあまり気を使わずに済みます。つまり、荷物を減らすことを心配しなくてもよいのです。
要するに、WordPressサイトの表示速度を向上させるには、最適なサーバーを選び、コンテンツの最適化という「荷物」を軽くする方法と両方を組み合わせることが大切です。これにより、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、ウェブサイトの成功につなげることができます。
一番大事なのに、わかりにくい「速さ」
WordPressサイトの成功において、何よりも重要な要素はサーバーの「速さ」です。しかし、ほとんどの方々が、サーバー業者を選ぶ際に「速さ」を比較することにあまり重点を置いていないようです。
これには理由があります。多くの業者が「速度が速い」と積極的に宣伝していないことが挙げられます。おそらく、速度は相対的な要素であり、絶対的な数値で表現しにくいためかもしれません。しかし、サイトの速度は訪問者のエクスペリエンスに大きな影響を与え、検索順位にも関与します。
余談ですが、ディスク容量などの要素についてはあまり心配しなくてもよいでしょう。現代のWordPressサイト運営において、ディスク容量が不足するようなサーバー業者はほぼ存在しません。したがって、ディスク容量の心配はあまり必要ありません。サーバーの速度に焦点を当てることが、成功への鍵です。
広告からでは読み取れない「速さ」、自分で比較するときにチェックする2つの点について説明
1. CPUの性能の良いサーバーを選ぼう
WordPressサイトでは、訪問者がサイトにアクセスするとWEBサーバーの中でPHPというプログラムが実行されます。具体的には
- サイトへのアクセス
- 最初に、ユーザーがあなたのウェブサイトにアクセスします。これは、ウェブブラウザを開いてサイトのURLを入力またはクリックすることで行います。
- PHPのデータベースへのリクエスト
- ユーザーが何かを検索したり、ページを要求したりすると、ウェブサイトのバックエンドで動作するプログラム(PHPと呼ばれます)が、データベースサーバーに記事データを取得するようにリクエストします。
- データベースサーバーからの記事データの受信
- リクエストを受けたデータベースサーバーは、要求された記事データを取得し、それをPHPプログラムに送信します。データベースは、ウェブサイトが情報を保管している場所です。
- PHPによる記事データの加工
- PHPプログラムは、受け取った記事データを取り、それをウェブページの閲覧者が見やすい形式に加工します。これには、HTMLと呼ばれる言語を使用して、テキスト、画像、リンクなどを組み合わせる作業が含まれます。
- ウェブサーバーからのデータ送信
- 最後に、PHPによって加工されたウェブページが、ウェブサーバーを介してユーザーのウェブブラウザに送信されます。ウェブサーバーは、ウェブサイトのデータを保存し、ユーザーに提供する役割を果たします。
これにより、ユーザーはサイトにアクセスし、PHPとデータベースを使ってウェブサイトが必要な情報を提供するプロセスが実行されます。
これらの全てにサーバーのCPUのパワーが利用されます。
CPUのパワーが貧弱な場合、全く同じコンテンツでも表示に時間がかかります。
「CPUの性能が高い方が速度が速い」となります。
高性能なCPUを使っているサーバーを選ぶとよいということになります。
2. 速い回線の方が良い
ウェブサイトの速度について、皆さんも日常生活でスマートフォンの利用などで経験があることでしょう。
WordPressサイトのサーバーも、実はインターネットとのつながりを持っています。
このインターネット接続速度が速ければ、当然ながらウェブサイトの表示速度も速くなるのです。
調査方法
- 各レンタルサーバーの公式サイトにアクセスし、プラン一覧ページを開きます。
- プラン一覧ページで、インターネットへの接続回線速度を確認します。
- 複数のレンタルサーバーのプランを比較検討するためには、レンタルサーバー比較サイトを利用します。
- 口コミやレビューを参考にするためには、各レンタルサーバーの公式サイトやSNS、ブログなどを検索します。
豆知識
日本の有名なレンタルサーバーのインターネットへの接続回線速度の平均は、上り100Mbps、下り1Gbps程度です。
例えば、個人ブログや小規模なECサイトを運営する場合は、上り10Mbps、下り100Mbps程度のプランで十分です。しかし、大規模なWebサイトや動画配信サイトを運営する場合は、上り1Gbps、下り10Gbps程度のプランが必要になる場合があります。
また、レンタルサーバーの接続回線速度は、サーバーの設置場所や帯域幅によっても異なります。例えば、東京や大阪など、大都市に設置されているサーバーは、地方に設置されているサーバーに比べて、接続回線速度が速い傾向にあります。
レンタルサーバーを選ぶ際には、インターネットへの接続回線速度だけでなく、設置場所や帯域幅なども考慮して、適切なプランを選択することが重要です。